小部経典

3:ウダーナ

2.3. 棒の経(13)

 このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティに住しておられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の園地において。さて、まさに、その時、大勢の少年たちが、サーヴァッティとジェータ林との中途において、棒で蛇を打っています。そこで、まさに、世尊は、早刻時に、着衣して鉢と衣料を取って、サーヴァッティに〔行乞の〕食のために入りました。まさに、世尊は、大勢の少年たちが、サーヴァッティとジェータ林との中途において、棒で蛇を打っているのを見ました。

 そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を知って、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

 「彼が、安楽を欲する諸々の生類を棒で害するなら、自己の安楽を求めつつ、彼は、死してのち、安楽を得ない。

 彼が、安楽を欲する諸々の生類を棒で害さないなら、自己の安楽を求めつつ、彼は、死してのち、安楽を得る」と。

 〔以上が〕第三〔の経〕となる。