小部経典

3:ウダーナ

4.10. サーリプッタの寂止の経(40)

 このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティに住しておられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の園地において。さて、まさに、その時、尊者サーリプッタが、世尊から遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、自己の寂止を注視しながら、坐っていたのです。

 まさに、世尊は、尊者サーリプッタが、遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、自己の寂止を注視しながら、坐っているのを見ました。

 そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を知って、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

 「寂静なる寂静心の者にとって、〔迷いの生存に〕導くもの(煩悩)を断ち切った比丘にとって、生の輪廻は滅尽した。彼は、悪魔の結縛から解き放たれた」と。

 〔以上が〕第十〔の経〕となる。

 メーギヤの章が、第四となる。

 その〔章〕のための、摂頌となる。

 〔しかして、詩偈に言う〕「メーギヤ、〔心が〕高揚した者たち、牛飼い、夜叉、第五に象とともに、ピンドーラ、および、サーリプッタ、第八にスンダリーが有り、ヴァンガンタの子のウパセーナ、および、サーリプッタ、それらの十がある」と。