小部経典

3:ウダーナ

4.7. サーリプッタの経(37)

 このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティに住しておられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の園地において。さて、まさに、その時、尊者サーリプッタが、世尊から遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、求めることが少なく、〔常に〕満ち足りていて、〔世俗の事物から〕遠く離れ、〔他者と不必要に〕交わらず、精進に励み、向上の心(瞑想)に専念する者として、坐っていたのです。

 まさに、世尊は、尊者サーリプッタが、世尊から遠く離れていないところで、結跏を組んで、身体を真っすぐに立てて、求めることが少なく、〔常に〕満ち足りていて、〔世俗の事物から〕遠く離れ、〔他者と不必要に〕交わらず、精進に励み、向上の心に専念する者として、坐っているのを見ました。

 そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を知って、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

 「向上の心(瞑想)ある者、〔常に気づきを〕怠らずにいる者、諸々の寂黙の道に学んでいる牟尼、寂静にして常に気づきある者、そのような者に、諸々の憂いは有りえない」と。

 〔以上が〕第七〔の経〕となる。