小部経典

3:ウダーナ

8.2. 第二の涅槃に関することの経(72)

 このように、わたしは聞きました。或る時のことです。世尊は、サーヴァッティーに住しておられます。ジェータ林のアナータピンディカ〔長者〕の園地において。さて、まさに、その時、世尊は、比丘たちに、涅槃に関する法(真理)の講話によって、〔真理を〕見示し、受持させ、〔あるいは〕激励し、歓喜させます。ここに、それらの比丘たちは、〔それを〕義(目的)と為して、〔それに〕意を為して、〔その〕全てに心を集中して、耳を傾け、〔その〕法(教え)を聞きます。

 そこで、まさに、世尊は、この義(道理)を知って、その時に、この感興〔の言葉〕を唱えました。

 「見難きは、まさに、終極なきもの(涅槃)。なぜなら、真理は、見易きものではないからである。〔しかしながら、あるがままに〕知っている者にとって、渇愛〔の思い〕は〔あるがままに〕理解されたのであり、〔あるがままに〕見ている者にとって、〔常恒なるものは〕何ものも存在しない」と。

 〔以上が〕第二〔の経〕となる。